2021.11.05
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パイプの重量計算方法について解説
パイプの重量計算方法について解説
今回は、パイプの重量を計算する方法についてご説明します。
パイプの重量を知りたい方は、ぜひご活用ください!
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パイプの重量計算方法
パイプの単位重量(kg/m)の求め方
パイプ1本あたりの重量を求めるには、まず、パイプの単位重量(1mあたりの重量)を求めます。
*材料係数はついては、下段で説明していますので、ご参照ください。
*材料係数は材質によって異なります。
パイプの単位重量(kg/m)=【 外径(㎜)- 板厚(㎜)】× 板厚(㎜)× 材料係数 |
例1)SUS304 φ120 × t1.2 のパイプの単位重量
(120-1.2)× 1.2 × 0.02491 = 3.55(kg/m)
例2)SPHC-P(普通鋼) φ165.2 × t1.6 のパイプの単位重量
(165.2-1.6)× 1.6 × 0.02466 = 6.46(kg/m)
パイプ1本あたりの重量(kg/本)の求め方
次にパイプ1mあたりの重量をもとに、パイプ1本あたりの重量を算出します。
パイプ1本あたりの重量(kg)= パイプの単位重量(kg/m)× パイプの長さ(m) |
例1)SUS304 φ120 × t1.2 × L300のパイプ1本あたりの重量
(120-1.2)× 1.2 × 0.02491 = 3.55(kg/m)
3.55 × 0.3 = 1.06(kg)
例2)SPHC-P(普通鋼) φ165.2 × t1.6 × L5500のパイプ1本あたりの重量
(165.2-1.6)× 1.6 × 0.02466 = 6.46(kg/m)
6.46 × 5.5 = 35.5(kg)
材料係数の一覧
材質ごとの係数を下記の表にまとめましたので、ぜひご活用ください。
材料係数も材質ごとの比重から求める事が出来ますが、パイプを扱う人間であれば、基本は材料係数を暗記しています!初めは見慣れない数字ですが、気づいた頃には覚えられますので、ご安心ください。
材質 | 比重 | 係数 |
SUS303、SUS304、SUS304L、SUS321 | 7.93 | 0.02491 |
SUS309、SUS309S、SUS310、SUS310S、SUS315J1、SUS315J2、SUS316、SUS316L、SUS317、SUS317L、SUS347 | 7.98 | 0.02507 |
SUS323L、SUS329J1、SUS329J3L、SUS329J4L、SUS821L1 | 7.80 | 0.02450 |
SUS405、SUS409L、SUS444、SUS403、SUS410、SUS416、SUS420J1、SUS420J2、SUS431 | 7.75 | 0.02435 |
SUS430、SUS430LX、SUS430J1L、SUS436L | 7.70 | 0.02419 |
SUS445J1 | 7.69 | 0.02416 |
SUS440C、SUS630 | 7.78 | 0.02444 |
SUS836L | 8.06 | 0.02532 |
SUS890L | 8.05 | 0.02529 |
普通鋼、高張力鋼、表面処理鋼 | 7.85 | 0.02466 |
チタン1種、チタン2種 | 4.51 | 0.01417 |
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