2022.05.06
ステンレス
鋼材価格高騰、SUS304代替材のご紹介
ステンレス鋼の価格高騰でお悩みではないでしょうか。
ステンレス鋼の価格高騰の主な要因は、原料であるクロム、ニッケル価格の高騰による
影響が大きく、特に一般的に広く普及し使用されているSUS304では、これらの原料を
比較的多く含有しているため、材料価格は急激に高騰しております。
そこで今回は、SUS304の代替材やその他のステンレス鋼をご紹介させていただきます。
SUS304の代替材としては、日鉄ステンレス(株)のNSSC FW(フォワード)シリーズや、
SUS821L1(NSSC2120)、 JFEスチール(株)のJFE443CTなどの鋼種があります。
これらはSUS304の代替材を目的として、原料であるニッケルやクロムの含有量を抑えることで
コストダウンを実現し、機能・特長を持たせて開発された鋼種です。
これらの代替材の他にも、一般的にはあまりよく知られていないSUS436やSUH409などの
フェライト系ステンレス鋼もございます。SUS304と比較して、総合的にスペックは劣るものの、
用途に合わせて選定すれば、オーバースペックを見直し、コストダウンを実現できるかもしれません。
SUS304との違いや詳細について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
当社はフェライト系ステンレス鋼の製造実績も多数ありますので、各鋼種にご対応可能です。
また、板巻にて1本からの試作・サンプルのパイプ製作も可能ですので、併せてご検討ください。
鋼材価格が高騰しているいま、代替材や薄肉化(軽量化)をご検討してみてはいかがでしょうか。
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